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目的のために結ばれたパートナーシップ

レイア・ウィリアムズ 2023 年 09 月 15 日

「白内障を治療すると、自分の子どもの顔を何年も見ていなかった人も、突然見えるようになるのです。そんな瞬間に立ち会うと感動します」と、ウガンダのカンパラにある聖フランシス・ンサンビャ病院のすぐ外にある木陰で、元地区ガバナーのセドレス・ルウェキキヤは語ります。彼女は予防可能な失明を抱える人々の減少に関して、ライオンズがウガンダに与えた影響は途方もなく大きいという話を続けました。そこから少し離れた場所で、最新の視力関連事業の具体化が進んでいたからです。

ンサンビャ病院開設のきっかけは、一人の修道女がマンゴーの木陰で医療サービスを始めたことでした。

ンサンビャ病院開設のきっかけは、一人の修道女がマンゴーの木陰で医療サービスを始めたことでした。

木々の向こうに2階建ての視力クリニックが見えますが、増改築工事のため、足場に囲まれています。この5,500平方フィート(約511平方メートル)の施設は2024年に完成予定で、医療スタッフが診察する外来患者の数を年間2,800人から8,100人に増やすのに十分なスペースと設備が整うはずです。また、訓練を受けたスタッフも新たに増員する予定なので、診断と治療について、受け入れ可能な人数が数千人分増えることになります。

「患者さんの視力回復のお手伝いをするのが、私は大好きです」とナマクラ医師は語ります。「ちょっとした魔法のようなものです。暗闇の中で生きていたあなたが、ある日突然光に包まれるところを想像してみてください」

「視力クリニックの拡張工事が終わるのが待ちきれません」と、ルーシー・ナマクラ医師は笑顔で話します。「これで、地域社会に対する私たちのサービスをさらに広げることができますし、患者と家族の経済的な負担も軽減できるでしょう」その日、ナマクラ医師は重度の斜視と診断された赤ちゃんの家族を説得し、別の病院に移ってもらったばかりでした。現在の視力クリニックでは、その赤ちゃんの治療ができないからです。この場合のように大きな病院を紹介するとなると、家族は新しい病院まで移動しなければならないため、その分の費用もかさみます。「視力は人間にとって大切なものなので、眼科クリニックの支援は重要です。このクリニックの増改築が終われば、患者の家族は出費を抑えることができるうえに、設備が新しくなることで患者により質の高い治療が行えるようになるでしょう。そのため、ライオンズクラブ国際財団(LCIF)と末日聖徒チャリティーズからのご支援には大変感謝しています」

この2つの組織、LCIFと末日聖徒チャリティーズは共同で、カンパラ首都圏における総合的な眼科医療サービスを拡大するために寄付を行っており、その額は42万米ドルを超えます。このクリニックが完成すれば、白内障手術や糖尿病性網膜症の検査など、現在のクリニックの機能が飛躍的に向上するだけでなく、毎年20,250人の生徒に眼科検診を提供できるようになると期待されています。

何年もの間、カンパラには総合的な眼科医療施設がほとんどなく、地域社会のニーズを満たしているとは、とても言えない状況でした。その課題を少しずつでも解決するために、ジェフリー・エレム医師と411-B地区の仲間のライオンズはLCIFの視力ファースト交付金を申請し、視力クリニックの増改築を実行しようと決断しました。「ライオンズは力を合わせて、地域のニーズの解決に向けて努力します」とエレム医師は指摘します。「私たちが共同出資すれば、より大きな変化を起こすことができます」

今回のような取り組みはエレム医師の主張を証明するものです。末日聖徒チャリティーズと使命に基づいたパートナーシップを結ぶことで、LCIFの視力ケアに対する投資機能が拡大します。したがって、持続可能なライオンズ主導の事業を支援し、カンパラの何千人もの人々に手を差し伸べることができます。さらに医療専門家は、より多くの患者に、より効果的に奉仕できるようになります。つまり、このパートナーシップは事業に携わる医療者の達成感をより一層高めるものであり、その達成感は計り知れないほど大きい上に、かけがえのないものになります。「患者さんの視力回復のお手伝いをするのが、私は大好きです」とナマクラ医師は語ります。「ちょっとした魔法のようなものです。暗闇の中で生きていたあなたが、ある日突然光に包まれるところを想像してみてください」

来年、増改築が終了した聖フランシス・ンサンビャ病院眼科クリニックが新たな拡張工事を終えると、光がどの部屋にも差し込み、患者たちはそれを視認できるようになって退院していくことでしょう。中には人生で初めて光が見えるようになる人もいるでしょう。

 

LCIFと末日聖徒チャリティーズは2018年以来提携し、アフリカ、南米、中東の十分な眼科医療を受けていない人々のため、予防・回復可能な失明の主な原因と闘ってきました。LCIFのパートナーシップと世界中に与えているインパクトの詳細はlionsclubs.org/CSR をご確認ください。


レイア・ウィリアムズはライオンズクラブ国際財団(LCIF)でマーケティングおよびコミュニケーション部門の責任者を務めています。