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ライオンズクラブ国際協会による人道支援大賞はヘレナ・ヌドゥメ博士に

シャウナ・シウダ 2022 年 04 月 05 日

ヘレナ・ヌドゥメ博士は今や、ナミビアのウィントフック中央病院の眼科部長であり、SEE International(人道支援活動を行う非営利団体)と連携していることでも世界的に知られていますが、そうした名声を得る前から、困っている人たちを助けたいという夢を持っていました。

予防可能な失明を抱える人々に手を差し伸べることは、その人が生き伸びるか飢えるかという大きな違いにつながります。

ヘレナは、15歳のときナミビアのオシコト地方にある故郷からの避難を余儀なくされ、ザンビアとアンゴラの南西アフリカ人民機構(SWAPO)の解放キャンプで暮らしました。SWAPOはヘレナを西アフリカのガンビアに送り、彼女はそこで中等学校を修了しました。内乱の犠牲となり苦しむ人々を幼いころ目のあたりにしたことから、彼女は恵まれない人々に奉仕する意欲をかき立てられ、SWAPOの支援を得てドイツの医科大学で学び、援助を必要としている人々に手を差し伸べる活動を始めました。

1995年、ヘレナ・ヌドゥメ博士はSEE Internationalの創設者と会談し、両者は協力してナミビアで、予防可能な失明の撲滅に向けた取り組みを始めました。「多くの人々にとって、予防可能な失明を抱えながら生きるというのは、生き伸びるか飢えるかの大きな違いとなります」とヌドゥメ博士は話します。

それ以来ヌドゥメ博士は、ナミビアをはじめ世界中の発展途上国で、失明や弱視の治療に人生とキャリアを捧げてきました。彼女は母国のナミビア、アンゴラをはじめ、世界中で35,000件を超える眼科手術を無料で行っています。

その人道奉仕への献身と医療における世界的貢献により、2022年度ライオンズ人道支援大賞はヘレナ・ヌドゥメ博士に授与されることとなり、授賞式は2022年6月28日に第104回ライオンズクラブ国際大会の場で行われる予定です。

ライオンズ人道支援大賞は国際協会の最も栄誉ある賞であり、賞賛すべき人道奉仕活動を行っている個人や組織に授与されます。授賞と同時に、今後の人道奉仕活動の資金として、 ライオンズクラブ国際財団から慈善組織に最大25万ドルの交付金が交付されます。ヌドゥメ博士は、マザー・テレサ、ジミー・カーター元米大統領、ノーベル平和賞受賞者のデニス・ムクウェゲ博士など、輝かしい功績を誇る歴代受賞者のリストに加わることになります。

「国際協会はヌドゥメ博士に本賞を贈呈できますことを心から光栄に思います。博士のご活動は人々の人生を変え、世界に大きな影響をもたらしています」と、ライオンズクラブ国際会長 ダグラス X. アレキサンダーは述べています。「1925年にヘレン・ケラーが視力という大切な贈り物を守る手助けをするようライオンズに呼びかけたときからずっと、回避可能な失明を予防し、失明や視覚障害を抱える人々の生活の質を向上させるライオンズの取り組みは続いています」

ヌドゥメ博士はSEE Internationalとの提携を継続しています。SEE Internationalのボランティアのネットワークは、80か国650以上の眼科医および医療専門家で構成されています。彼女は主に白内障や緑内障、アレルギー性結膜炎の治療を行い、治療を受けなければ病気の症状によるつらい痛みや困難に直面するであろう、何千人もの人々の視力を回復しました。ヌドゥメ博士の絶えることのない意欲、ゆるぎない決意、そして包括的なビジョンが、彼女を傑出した候補者かつ真のヒーローにしているのです。

「ライオンズ人道支援大賞をいただくことができて、とても光栄です」とヌドゥメ博士は述べています。「私の人生における最大の目標は、予防可能な失明の撲滅と、そのために闘い続ける献身的な若者のチームを作ることです。そうすれば、たとえ私がここにいなくても、彼らがその使命を受け継いでいくでしょう」

ライオンズクラブ国際協会人道支援大賞の詳細と過去の受賞者リストは lionsclubs.org/humanitarian-winners でご覧いただけます。

ヌドゥメ博士の感動的なお話を目の前で聴くことができるチャンスです。モントリオールで開催される2022年ライオンズ国際大会に今すぐ登録しましょう。


シャウナ・シウダはライオンズクラブ国際協会のメディア広報上級スペシャリストです。

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