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奉仕の基盤

クロエのような子どもたちへの視力の贈り物

エリザベス・エドワーズ 2022 年 07 月 15 日

クロエは、目がよく見えないことに悩む日々を過ごしていました。母親のマダリンは、自分の家系に斜視の者が多いと承知していて、斜視を受け継いだクロエは、症状を改善するための眼鏡を必要としていました。

ライオンズクラブ国際財団(LCIF)、ユタ州のライオンズ、視力ケアの提供に注力しているユタ州の非営利団体「Eye Care 4 Kids」から交付金が贈られたことで、クロエはピンクの眼鏡で世界を見ることができるようになりました。「クロエに眼鏡をくださってどれほど感謝しているか、とても言葉では言い表せません」とマダリンは話します。

ピンクの眼鏡に大喜びするクロエ

地域社会の福祉に深い関心を寄せるユタ州のライオンズは、特に健康保険非加入者の家庭の子どもが8万人を超えているユタ州の場合、低価格または無料であれば子どもに眼科治療を受けさせたいと強く希望している家族が大勢いることに気づきました。

クロエは、非営利団体Eye Care 4 Kidsが過去20年間に支援してきた40万人以上の子どもたちの一例に過ぎません。この団体はライオンズの会員であるジョセフ・カルボーンが設立しました。同団体は、床面積34平方フィート(約3.15平方メートル)のバスでユタ州全域を回り、治療費を支払う経済的な余裕がない家庭の子どもたちに無料で眼科医療サービスを提供しています。この「走る眼科医」は学区、辺境地域、地域のイベント、ネイティブアメリカン居留地などを回っていますが、不運なことに2019年、バスの装備に大がかりな修理が必要になりました。

ピンクの眼鏡に大喜びするクロエ

ユタ州のライオンズは、それでもどうにかして地域社会への眼科医療の提供を続けたいと強く望み、LCIFを頼りました。これを受けてLCIFは、車両の修理・改造と新たな検査機器の追加購入のために、ライオンズに99,600米ドルの交付金を支給しました。

この交付金のおかげで、同団体は視力検査、眼科検診、眼鏡の処方など、家族への奉仕を継続しています。「残念ながら、視力検査、眼科検診、眼鏡の処方を全く受けずに入学する子どもたちが毎年います」とカルボーン医師は話します。「そうした子どもたちには、我々の奉仕が必要なのです。物を見たり字を読んだりすることができなければ、自立はきわめて難しいからです」。

カルボーン医師はスタッフと協力して、視力検査用カメラを使って検査し、視力の弱い子どもを見つけようと努力していますが、時には腫瘍や緑内障など、回復できない失明につながる深刻な病気を抱えた子どもが見つかることもあります。たとえば最近カルボーン医師が発見した子どもは末期の緑内障を患っており、治療しなければ6カ月以内に失明してしまうところでした。

カルボーン医師にとって、眼科医療を提供することは不可欠ですが、患者である子どもたちやその家族に対する奉仕も同じくらい重要です。「我々は人々の人生を変えています。もちろん、眼鏡もそうですが、読書もそうです。教育は大事です。子どもたちの未来ですから」とカルボーン医師は語ります。

視力の贈り物を世界中に届けることに献身的に取り組んでいるのは、ユタ州のライオンズだけではありません。2017年7月~2022年1月の期間に、視力関連でライオンズに授与されたLCIF交付金は60件以上あり、その総額は710万米ドルを超えています。

クロエのような子どもたちが世界を見ることができるように、引き続き支援をお願いします。「奉仕に力を」資金への寄付で、視力保護などLCIFが支援するすべての奉仕活動を支えてください。

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エリザベス・エドワーズは、ライオンズクラブ国際財団(LCIF)のコンテンツスペシャリストです。

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