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奉仕の基盤

第二の故郷:ろう学校の建設

LCIFマーケティング 2023 年 04 月 18 日

ブラジルには、メジアネイラのろう学校を希望の代名詞だと考えている生徒が大勢います。この学校を「第二の故郷」と呼ぶ生徒がいるほどの評判を得ているので、広大な国土の遠く離れた地域からも入学希望の生徒が続々と訪れます。

残念なことに聴覚障がいを抱える人々は、質の高い教育や、自身と家族の生活を支えるための安定した職を得ることができず、苦労することが多いのです。このような現実を踏まえ、「Associação Medianeirense de Surdos e Fissurados」(AMESFI:直訳すると「メジアネイラろうあ者口蓋裂者協会」)は、1995年にあらゆる年齢の子どもたちに対応したろう学校を開設し、ろうあ者コミュニティとの連携を開始しました。

AMESFIでは標準的な学校教育の実践に加えて、手話通訳やその他の地域住民に対して、ブラジルの手話であるLIBRASを教える活動も進めており、聴覚障がい者の生徒が公立の学校に転入して学ぶ機会を増やしています。AMESFIはパラナ州のライオンズと提携してきましたが、現在はライオンズクラブ国際財団(LCIF)とも提携し、聴覚障がい者の就労機会を創出しています。

LCIFから拠出された75,000米ドルの人道支援マッチング交付金により、メジアネイラのライオンズクラブとライオンズクラブ・メジアネイラ・パルケ・イグアクは力を合わせて、AMESFIによる職業訓練に焦点を当てた新しい施設を建設しました。LCIFの交付金によって、この施設の建物を2階建てにすることができました。現在は毎年14歳~25歳の生徒10万人以上がこの施設を利用しています。この施設では、生徒たちはまず、自分の進路を定めるための職業適性検査や職業興味検査を受けます。さらに、生徒たちは就職活動の指導を受け、地元企業(地元のライオンズが経営している、またはスタッフとして働いている企業も含まれている)のワークショップに参加します。

AMESFIの会長であり、ライオンズクラブ・メジアネイラ・パルゲ・イグアクの幹事も務めているシレイ・ビッテンコート・ピンヘイロ・ブロドは、「職業訓練校は、教育を受ける権利、健康を維持する権利、労働市場に参加する権利を保証し、生徒とその家族にとってより良い未来が開けることを保証することを目的としています」と話します。

教師の多くはAMESFIのプログラムの卒業生なので、生徒の希望を十分に理解していますし、生徒が社会にうまく溶け込むために役立つ知識を身につけるのに必要な、背景知識も持っています。今日に至るまで、LCIFがこのパートナーシップに投資した交付金は、生徒たちにとって重要な成果を達成することに役立てられています。たとえば雇用可能性の向上、職業資格取得の機会創出、自尊心の強化、経済的自立の達成、社会性の改善などです。

「聴覚障がい者一人ひとりの人生に本当に大きな影響を与える事業に参加することは、測り知れないほどの名誉です」とブロドは語ります。

AMESFIとパラナ州のライオンズは、教育と職業機会に焦点を当てたこの総合的なプログラムを通じて、聴覚障がい者コミュニティにとって心のよりどころとなる拠点を作り、聴覚障がい者の生徒たちが自信とスキルを身につけ、自らの将来を切り開くための機会につなげました。

「奉仕に力を」を実現するLCIFの人道支援マッチング交付金の詳細をご確認ください。


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