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新しい奉仕の機会をしめすロードマップ

エリン・キャスディン 2019 年 03 月 26 日

ライオンズクラブ国際協会の伝統について話すなら、奉仕について考えることになります。創設者メルビン・ジョーンズが思いやりの行為によって世界を変えようというビジョンを抱いて以来、奉仕は私たちの組織の命そのものとなってきました。それが、人々がライオンズに加わる理由でもあります。そのために、私たちは地域社会に時間と才能を捧げるのです。私たちはそうやって、人々の暮らしを改善しています。

そして、それこそが私たちの存在意義です。それが、100年以上にわたってライオンズがしてきたことです。

それでは、時の試練に耐えてきたライオンズの奉仕とは、どのようなものでしょうか?思いやりというものがなぜ、ライオンズたちを行動へと駆り立てるのでしょうか?世界の増え続けるニーズに対応できるように、ライオンズはさらなる奉仕をすることができるでしょうか?そして、その奉仕をより良いものにできるでしょうか?

奉仕とは旅です

奉仕には時間と計画が必要です。その旅にはいろいろな段階があります。あなたは新しい経験をすることになります。それも、特別な経験です。その目的地にたどり着いた時、私たちはその途上で人々の人生を変えているはずです。それだけでなく、自分自身も変わっているでしょう。

時には、旅とは単なる隠喩です。しかし時には実際の旅として国境を超え、家を遠く離れて行くこともあります。

奉仕の旅は、奉仕についての新しい考え方です。そこには「学ぶ」「発見する」「行動する」「祝う」という4つの段階があり、これらは奉仕という体験を定義したものです。各段階は相互につながっています。そのそれぞれが、新しい奉仕の仕方を考えるライオンズを助けることができます。

知識は力です

コミュニティと世界についての理解を深めると、そこにあるニーズに気づくようになります。

学ぶことによって、効果を発揮できるようになります。この段階では、ライオンズは必要な情報を集め、その新しい情報が大きな局面にどのように影響するかの洞察と理解を導き出します。それによって、共通の目標を立て、自らの経験を新しい事業に適用できるようになります。

学びは発見につながる

ライオンズの多くが、最大の効果を上げているのは、自分の属するコミュニティで奉仕した時です。しかし、つまずきとなる課題もあります。例えば、リソース集めと専門家の知識探しです。

何かを変えようとするとき、ライオンズがまず最初にしなければならないことは、何を提供できるか、何を改善できるか、どんな困難にぶつかる可能性があるか、を見定めることです。

個人として、またはクラブとして、さらには世界的機関としてこれらの問題に答え、時間、才能、リソースを投入するとき、ライオンズは機会への新しい道を切り開くことになります。

行動に移す

「奉仕の旅」の3つ目の段階は、行動することです。これはライオンズが得意とすることです。ライオンズは奉仕します。ライオンズは成し遂げます。適切なノウハウ(学びと発見の段階で)があれば、奉仕事業はライオンズが住み、奉仕するコミュニティに大きな影響を与えることができます。

完遂を祝う

奉仕は旅の終わりではありません。ライオンズの働きは、他のライオンズのさらに大きな働きを喚起します。ライオンズがその働きを祝いその物語を伝えるとき、さらに多くの人が喚起されて運動に加わることになります。

なぜなら、「祝う」とは、過去だけに目を向けることではありません。それは、将来への道を切り開くことでもあります。ライオンズの奉仕事業報告は、重要なデータを提供することであり、それによってライオンズに情報とインスピレーションを与え、未来の事業につながることになります。そしてあとに続く人たちに知識を与え、彼らの奉仕事業をよりよく、より効果的なものにします。

過去に学び、現状を改善していく能力は、自分の奉仕の経験を記録に残し、語り伝える能力によって決まります。あなたの奉仕事業の写真を撮ったり、映像にしたりしてMyLion™上でシェアしてください。それは意味深い変化をもたらすライオンズの能力を研ぎ澄ます助けになります。

奉仕することは育つこと

ライオンズたちはグローバル市民です。そして、地域と人道奉仕におけるリーダーです。しかしそれ以前に、ライオンズたちは人間です。

彼らはみな、彼らを取り巻く世界について考え、かかわっていく独自のやり方を持っています。同じ人間は二人といませんが、すべてのライオンたちは共通の動機によって結ばれています。

ライオンズたちは奉仕によって、お腹を空かせた子どもが健康的な食事をとれるようにしています。ぼやけたものしか見えない人たちに眼鏡を提供し、はっきり見えるようにしています。地域社会が糖尿病の蔓延を抑えられるようにしています。ニーズを抱えた世界が希望を持てるようにしています。

ライオンズたちは絶えず学び、発見し、行動し、祝っています。それはライオンであることの一部です。奉仕し、育つことです。

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エリン・キャスディンはライオン誌の上席編集者です。

この話は、2019年1月「ライオン誌」初出です。