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奉仕の基盤

人生の終わりの時に心からの思いやりと慰めを

エリザベス・エドワーズ 2022 年 08 月 01 日
イリノイ州のライオンズとLCIFは、イリノイ州ジョリエットにある医療施設「ライトウェイズ重大疾病医療ホスピス」のホスピス区画の改築を支援しました。

あなたの大切な人が重い病気にかかり、人生の終末期を迎えて、苦痛を和らげるための治療を受けられる快適な空間が必要になったと想像してください。

…誰かがその最期の瞬間を、平和で愛に満ちたものとして迎えるよう支援することは、仲間に対する、文字通り無私の行いです。

ホスピスケアとは、あなたが大切に思っている人の病気を治したり症状をコントロールしたりすることができなくなったときに、その患者を支援する活動のことです。医師、看護師、ソーシャルワーカー、チャプレン(医療施設に常駐する、宗教の聖職者)、ボランティアなどで構成する学際的なチームが、個人の住宅、老人ホーム、入院型ホスピスの病室などで、医療面、精神面、心情面のサポートを提供します。一般的に、病人がホスピスケアを受け始めるのは、その人の寿命が6ヶ月以下と予想されたときからです。

イリノイ州のライオンズは、終末期にある患者とその家族に対しては、思いやりのあるケアと慰めが大事であること、そして愛する人の死に対してその家族が精神的な準備を進められるように支援する必要があることを認識しています。イリノイ州ジョリエットにある医療施設「ライトウェイズ重大疾病医療ホスピス」(Lightways Hospice and Serious Illness Care)では残念なことに、入院の順番待ちをしている家族が大勢いました。

同施設で開発・コミュニケーション担当シニアディレクターを務めるアイリーン・グティエレス氏によると、入院型ホスピスである同施設が終末期医療の病室を改築し16室から20室に拡張することを決めたのは、地域に貢献するとともに、入院患者の家族にもっと喜んでもらえる空間を作りたかったからです。イリノイ州が2018年に入院型ホスピス施設の規模拡大を認める法案を成立させたことを受けて、850万米ドルの予算で同施設の改築事業が開始されました。

イリノイ州の1-BK地区のライオンズは、何年も前から目覚まし時計などの物品を寄贈することでこの施設を支援してきましたが、改築事業を機に、同地区内の15のライオンズクラブが支援を拡大することを決定し、1万ドル以上を集めました。さらにライオンズは、その寄付金の効果を高めるために、ライオンズクラブ国際財団(LCIF)に追加支援を依頼しました。LCIFは人道支援マッチング交付金として1万ドルを交付したので、1-BK地区のライオンズはこの事業に総計2万ドル以上を拠出したことになります。

「ニーズがあるところに、ライオンズがいます。我々は団結し、地域に奉仕します」と、この事業の交付金管理責任者である元地区ガバナーのジョン・ジョセフ・ホニオテスは語ります。「奉仕にはさまざまな形がありますが、誰かがその最期の瞬間を、平和で愛に満ちたものとして迎えるよう支援することは、仲間に対する、文字通り無私の行いです」。

さらにホニオテスは次のように説明を続けます。「同施設では当初、我々の寄付金で病室1室のベッド、ソファ、リクライニングチェアを購入するつもりだったようです。ところが実際の寄付金は、それに加えてテーブル、鏡、カーテン、浴室のタオル類など、その部屋の備品全部を賄えるほどの額でした」。

「ホスピスに入院される方にとって、ご家族もいろいろな感情がこみ上げる時期でしょうから、少しでも快適に過ごしていただけるようお手伝いしたいと思いました」と彼は話します。

グティエレス氏としては、入院患者とその家族に少しでも快適に過ごしてもらうことを、同施設の目標としていると言います。各部屋の窓やフレンチドア(観音開きのドア)は中庭に面しており、患者は新鮮な空気や屋外で過ごす時間を楽しむことができます。施設内には、24時間営業の食堂、家族向けのビジネスルーム、リビングルーム、共有スペースがあります。

Lions in Illinois and LCIF supported the furnishing of a hospice room

「私たちは助けを必要としている人に寄り添います。揺るぎない導きや支えを続けることで道を照らすのです」と、グティエレス氏は話します。

2021年の夏、同施設の改築事業が終了し、同年秋に20床のユニットの運用を開始しました。

「私たちライトウェイズは地域の皆様からの支援をとてもありがたく思っています」とグティエレス氏は言います。10号室の病室には現在、イリノイ州のライオンズとLCIFにちなんだ名前が付けられています。この病室は今後、地域全体の何百もの家族の慰めの場となるでしょう。またここで施設のスタッフは、患者の苦痛を和らげるとともに喜びが増すような、思いやりのあるケアを続けていくことでしょう。

「運命的なことに、この病室の開設後初めて入院した患者は、イリノイ州クレストヒルのライオンでした」とホニオテスは言います。「我々は、地域の人々とライオンズに奉仕できること、生涯の中でどのステージにある人にも奉仕できることを誇りに思います」。

この事業を支援したのは、イリノイ州1-BK地区にあるライオンズクラブで、名前を以下に列挙します。ボリングブルック、ブレイドウッド、シャナホン、クレストヒル、クリート、フランクフォート、ジョリエットヌーン、ルモント、ロックポート、ミヌーカ、モケナ、モリス、ニューレノックス、プレインフィールド、ショアウッドの各ライオンズクラブです。

LCIFの人道支援マッチング交付金を申請して、1-BK地区(イリノイ州)のライオンズと同様に、世界を変えましょう。

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エリザベス・エドワーズは、ライオンズクラブ国際財団(LCIF)のコンテンツスペシャリストです。

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