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奉仕の基盤

LCIF交付金が切迫したニーズに対応

ビル・ハツォス、アンドレア・スモール 2023 年 04 月 20 日

2022年2月、ロシアはウクライナに侵攻し、その一部を占領しました。二国間の継続的な紛争は早くも2014年にさかのぼり、この侵攻の勃発は紛争を拡大しました。ウクライナにおけるこの人道主義存続の危機は、現在、両国で何万人もの死者が出るという暗澹とした痛ましい現実の傷跡を残し、第二次大戦以来のヨーロッパ最大の難民危機を引き起こしています。また、戦争が続く中、ウクライナを離れる家族の数も増え続けており、ライオンズの支援のニーズも高まり続けています。

何百万人もの人々が家を捨て、食料、水、衣類、睡眠、住居といった人間の基本的ニーズを満たすことだけに懸命になっています。このような人道的危機が果てしなく続くように思われるときにあって、日々奉仕を行うライオンズの粘り強い献身は、最も希望を必要としている人々に希望を届けています。ライオンズ・インターナショナルの使命は、限りない思いやりと、ライオンズの奉仕へのたゆまぬ支援に満ちています。力を合わせれば、私たちは世界中で、健康と福祉を改善し、コミュニティを強化し、困っている人に支援を提供することができます。

ニーズが切迫する時

ライオンズクラブ国際財団(LCIF)は、困難な状況にあるウクライナの家族が、彼らが切実に必要としている支援を受けられるように交付金を提供し続けています。2022年3月以来、65件を超える総額430万ドル以上のLCIF交付金が、アルメニア、フィンランド、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、トルコ、ウクライナおよび周辺諸国各地のライオンズに提供されてきました。

ダグラス X. アレキサンダーLCIF理事長は次のように述べています。「私たちは、LCIF交付金が、難民が新しいコミュニティに溶け込む手助けをするサービスへの支援を続けていることを誇りに思います。特にこの大変な時代にあっては、共に私たちの勇気ある心からの奉仕のローアを力強く響かせ、他の人たちの思いやりの気持ちを呼び起こしましょう」

LCIFの各種交付金は、生存のための緊急ニーズや中長期的な定住のための暫定的ニーズ、新しいコミュニティに溶け込むための支援など、難民の幅広いニーズにライオンズが応えることを可能にしています。

一つひとつのLCIF交付金の背景にはストーリーがあり、それは感動、インパクト、思いやりに満ちています。

これらの交付金は、難民・避難民資金への寄付によって可能になります。この資金は、ライオンズが現地の難民たちに寄り添い、彼らに安全とリソース、そして安心を届けるために役立てられます。また、寄付金の100%が交付金やプログラムに役立てられるほか、メルビン・ジョーンズ・フェロー(MJF)または累進MJFの対象となります。

奉仕の核心にあるストーリー

一つひとつのLCIF交付金の背景にはストーリーがあり、それは感動、インパクト、思いやりに満ちています。ライオンズが大きな勇気をもって人々の暮らしを変えている様子を伝える、最前線からの様々な奉仕の報告の一部をご紹介します。

北及び南エストニアの20以上のライオンズクラブがこの取り組みの調整に当たり、各クラブは責任を持って子供たちを招き、イベントへの移動手段を手配し、スポンサーを見つけました。

ウクライナからエストニアへ
2022年2月以来、11万8,000人近くのウクライナの難民がエストニアに逃れています。彼らのおよそ24パーセントが子供で、現在エストニアの学校に通っています。家や友人を恋しく思い続けながらも、学校ではまず、全くの外国の環境に適応できるようにならなければなりません。

あるLCIF交付金は、子供たちが新しいコミュニティに適応する手助けをすることに重点を置いて、ライオンズの二つのイベントを支援しました。

北及び南エストニアの20以上のライオンズクラブがこの取り組みの調整に当たり、各クラブは責任を持って子供たちを招き、イベントへの移動手段を手配し、スポンサーを見つけました。これらのイベントの終わりに、子供たちはめいめいライオンズの贈り物の袋を受け取りました。それには、鉛筆、消しゴム、クレヨン、定規、スティックのり、教育スキル学習ゲームなど、学校で毎日必要なものが入っていました。

イベントには850人のウクライナの子供たちが集まり、日々のトラブルやストレスから解放されるひと時を過ごすことができました。

物資の入った袋を届けるヨエンスーとその周辺地域の4ライオンズは、LCIF交付金の提供を受け、力を合わせて支援に取り組みました。このLCIF交付金のおかげで、ライオンズは500人近くの難民たちに、彼らが家から避難するときに持ってくることができなかった必需品を提供することができました。

ウクライナからフィンランドへ
2022年2月以来、5万人近くのウクライナの難民がフィンランドに到着し、そのうち1000人以上がヨエンスー市内とその近郊に滞在しています。難民たちは、わずかな着替えと食料、衛生用品しか持たずに到着しました。ヨエンスーとその周辺地域のライオンズは、LCIF交付金の提供を受け、力を合わせて支援に取り組みました。このLCIF交付金のおかげで、ライオンズは500人近くの難民たちに、彼らが家から避難するときに持ってくることができなかった必需品を提供することができました。

LCIF交付金の支援により、キーウ、バルタ、バフムト、ザポリージャ、オデッサ、マリウポリ、ハルキウ、コトフスク、そして中央ウクライナ中の7,500人以上の人々が、食料品の詰め合わせや医薬品などの必需品を受け取ることができました。

ウクライナでの暮らし
多くのウクライナ人が戦争中も国内に留まり、最も過酷な状況にあるウクライナ東部から避難しています。

LCIF交付金の支援により、キーウ、バルタ、バフムト、ザポリージャ、オデッサ、マリウポリ、ハルキウ、コトフスク、そして中央ウクライナ中の7,500人以上の人々が、食料品の詰め合わせや医薬品などの必需品を受け取ることができ、彼らが受け取った医薬品のおかげで、マリウポリの二人の子供の命が救われました。

難民の一人が言いました。「あなた方は私たちの命と健康を救っているのです」

ウクライナからポーランドへ
今日までに、ポーランドはウクライナ難民の大半を迎え入れています。ポーランドのライオンズは、難民への緊急援助に素早く対応しました。この動画では、ウクライナ市民のライオン ローマン・モナスティルスキーさんが、LCIF交付金によって実現したこの国における援助、支援、そして人道主義の精神の道のりを紹介しています。

ポーランドをはじめとするウクライナの周辺国の多くでは、世界各地の個人や団体からの寄付によるLCIF難民・避難民資金が、この過酷な状況で奉仕するライオンズの活動を支えています。

「私たちは単独でも極めて多くの善を行えますが、LCIFの支援の下、皆で力を合わせれば、不可能を可能にすることができます」ブライアン E. シーハン国際会長は言葉を続けます。「力を合わせる時、私たちは思いやりで結束し、各地域社会、そして世界を、万人にとってより良い場所にすることができるのです」

ウクライナ救援の最新情報

LCIFは引き続き、越境したウクライナ難民やウクライナに留まっている避難民を支援するライオンズに交付金を提供しています。継続中の交付金と寄付の取り組みの詳細は、lionsclubs.org/UkraineResponse をご確認ください。LCIFの難民・避難民資金に寄付して、安心と安全を求め助けを待っている世界中の人たちを支援しましょう。ニーズが高い今、思いやりは大切なことです。

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ビル・ハツォスは、ライオンズクラブ国際財団(LCIF)の上級デジタルマーケティングスペシャリスト、アンドレア・スモールは、LCIFの上級マーケティングおよびPRスペシャリストです。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、世界中の地域にさまざまな影響を与えています。私たちがどこにいても安全に奉仕できるようにするため、ライオンズは疾病管理センター、世界保健機関、または地方自治体のガイドラインに従う必要があります。あなたの地域で安全に奉仕するために役立つ情報ページ安全に奉仕するためにをご覧ください。