スロベニア、ラヴネ・ナ・コロシュケム市の女子生徒、アンニャ・ローゼンさん（13歳）は、平和とはどのようなものであるかについて一つのビジョンを持っています。アンニャさんは自分の美術的創造力を生かしてそのビジョンを実現させ、ライオンズ国際平和ポスター・コンテストで大賞を獲得しました。
今回の応募作品であるポスターには地球と、その地球が私たちみんなをつないでくれているということを描きました。
ライオンズ国際平和ポスター・コンテストは毎年開催されていますが、今回、世界各地のライオンズクラブから応募した60万人の中から選ばれたのがアンニャさんです。このコンテストは、11～13歳の若年層の人たちを対象として、芸術を通じて世界平和のビジョンを共有する機会を提供するものです。
「平和はとても重要です」とアンニャさんは話します。「心が平穏であれば、どんなにストレスの多い暮らしでも、幸せと満足を見出すことができます。また、平和は暴力からの解放でもあります。平和があるとき、国々と世界全体が安定し、文化的な発展を促すことができるのです。私には戦争が理解できません。どうすれば人は戦争を起こせるのでしょう。何が人々にあんなひどいことをさせるのでしょう」
この大賞受賞ポスターは、独創性、芸術性そして今年のテーマ「私たちはみんなつながっている」を上手に描写したその表現力によって選ばれました。スロヴェニ・グラデツ・ライオンズクラブが地元でのコンテストをスポンサーし、アンニャさんにこの世界的なイベントへの参加、そして世界と彼女のビジョンを共有する機会を提供しました。
アンニャさんは次のように話します。「今回の応募作品であるポスターには地球と、その地球が私たちみんなをつないでくれているということを描きました。人は皆互いに手に手を取ってつながっています。誰か一人がその手を放したら、あとの人たちは転んでしまいます。私たちはみんな、地球、そしてお互いとつながっているのです」
先日米国ニューヨークで開催された国連ライオンズ・デーのイベントにおいて、アンニャさんが大賞を受賞したことが正式に発表され、彼女はそこでビデオメッセージによりスピーチを行いました。その後、彼女はウィーンで開催された国連ライオンズ・デーに出席しましたが、そのイベントのテーマはまさに「平和と国際理解」でした。大賞を獲得したアンニャさんには、5,000ドルの賞金と記念品が贈られます。アンニャさんは、世界中の23名の優秀賞受賞者とともにコンテスト入賞を祝います。優秀賞受賞者には全員、それぞれの入賞作品に対して500ドルの賞金が贈られます。
「ライオンズ国際平和ポスター・コンテストは、若い人たちの目を通して、つまり今日の貴重な視点から、世界の人々が平和を理解することを可能にしてくれます」とライオンズクラブ国際協会のダグラス X. アレキサンダー会長は述べています。「ライオンズは平和と相互理解を信条とし、思いやりのもとに団結して、地域社会や困っている人々に奉仕します。世界中の子供たちによるこの独創的プロセスを支援し、常に平和を、紛争に対する実行可能な解決方法として考えるよう子供たちを励ますことに、私たちは誇りを持っています」
平和ポスターやコンテストの詳細は、ライオンズクラブ国際協会のウェブサイトをご覧ください。
シャウナ・シウダはライオンズクラブ国際協会のメディア広報上級スペシャリストです。
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