新型コロナウィルス感染症が世界的に拡大した2020年は、安全に奉仕するためのより革新的な方法を、レオとライオンたちが積極的に考える年になりました。私たちの健康を脅かすこの危機の中で、レオたちは地域社会で立ち上がり、他の人たちにも同じような意欲を持ってもらおうとひらめきを与えています。2020年レオ・ビデオ・コンテストでは、それぞれのレオクラブがどのような形で安全に奉仕を行ってきたか、またどのように地域社会とつながりを保ち、希望を届けてきたかについて、「#HopeConnects（希望がつなぐ）」をテーマにレオたちにビデオを制作してもらいました。
新型コロナの蔓延は、対面での定期的なミーティングの機会を奪いましたが、地域社会の人々を支援したいという私たちの情熱を抑えることはできませんでした。
ひとつひとつのビデオ作品でレオたちが見せた、互いに奉仕し合い、つながりを保ち続けながら、逆境でも立ち上がろうとする姿勢と意欲は、私たちに感動を与えてくれました。コンテストには、世界中の22か国のレオたちから53のビデオ作品が届きました。12,000票以上の一般からの票が投じられた結果、2020年のビデオ・コンテストで優勝に輝いたのは次のレオクラブです：フィリピンのビニャン・レオクラブ。
「Sandata Para sa Eskwela（学びの武器を学校に）」と名づけられた彼らのプロジェクトは、新型コロナ蔓延のため、自宅からオンラインで授業を受けなくてはならないが、家にはWiFi設備が無いという公立学校の生徒たちのために、ポータブルWiFiデバイスを購入するものです。彼らには賞金1,000米ドルが贈られ、クラブのプロジェクトに利用されます。私たちはクラブのメンバーであるJoachim Tobias Bautistaに、このプロジェクトをしようという気持ちを起こさせたものは何か、そしてクラブの次のステップは何かを聞きました。
2020年レオ・ビデオ・コンテストに応募した動機は？
レオクラブの一員として奉仕するためには、地域社会全体で取り組むことが必要だという認識がありました。このビデオを制作することで、レオと地域内のレオ以外の人々の両方に、私たちのプロジェクトや人々の助けとなる他のプロジェクトを支援しようという気になってもらえ、協力を促すのではないかと思ったのです。また、もっと多くの公立学校の生徒たちがオンライン授業を受けられるように、このビデオを通してより多くの寄付を集めてWiFiデバイスを購入したいとも思いました。
新型コロナによって奉仕の仕方はどのように変わりましたか？
新型コロナの蔓延は、対面での定期的なミーティングの機会を奪いましたが、地域社会の人々を支援したいという私たちの情熱を抑えることはできませんでした。ミーティングをオンラインに切り替えて、最大限のリーダーシップを発揮しながら社会奉仕活動に参加することで熱意を持ち続けました。
「Sandata Para sa Eskwela」プロジェクトの次のステップは？
賞金の1,000ドルを活用して、ビニャンの生徒たちがWiFiを使って授業を受けられるよう引き続き支援します。現在までに、40個のプリペイドWiFiデバイスをビニャン市内のいくつかの公立学校に配布しています。学年末までの間、これらのデバイスのリロードを毎月実施していく予定です。
これを行うためには、24,880ペソが不足していました。これは520米ドルに相当します。賞金1,000ドルを獲得したことで、40個のデバイスのリロードを学年末まで実施するという目標を達成することができるようになります。そして、残りの480ドルを使ってもっと多くのデバイスを購入し、さらに多くの子供たちがオンライン授業を受けられるよう支援していきます。
このプロジェクトについての詳細を知りたい、あるいはプロジェクトに寄付したいという場合は、プロジェクトのFacebookページ Sandata Para sa Eskwelaをご覧ください。また、コンテストの上位10位に入賞したビデオはすべて、Lions YouTube pageでご覧いただけます。
ライオンのメリッサ・ナドゥは、ライオンズクラブ国際協会のシニア・ユースプログラム・スペシャリストで、シカゴ・ウィンディシティ・ライオンズクラブの2020-2021年度副会長です。
新型コロナウイルス感染症（COVID-19）は、世界中の地域にさまざまな影響を与えています。私たちがどこにいても安全に奉仕できるようにするため、ライオンズは疾病管理センター、世界保健機関、または地方自治体のガイドラインに従う必要があります。あなたの地域で安全に奉仕するために役立つ情報ページ安全に奉仕するためにをご覧ください。
