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HOPE(希望)を胸に奉仕するライオンズ

ライオン Pandiarajan Thalamuthu 2021 年 09 月 14 日

インド324複合地区では、複合地区の目標の設定と地元地域での表彰プログラムの開催を通して、リーダーたちがクラブの活動を始動させました。彼らはグローバル・アクション・チーム(GAT)と連携して、「324複合地区がHOPESの種を蒔く」 という新しいキャッチフレーズを生み出しました。この「HOPES」というのは、ライオンズクラブ国際協会のグローバル重点分野である「Hunger(食料支援)」、「Optics(視力)」、「Pediatric cancer(小児がん)」、「Environment(環境保全)」、「Sugar(糖尿病)」の頭文字を取ったものです。

複合地区GATコーディネーターと地区ガバナーは、オンラインでのミーティングを通じて、希望の種を蒔くというメッセージをチーム内に広げていったのです。このメッセージはすぐにライオンズの仲間たちの間に浸透していき、皆がこのスローガンを繰り返すようになりました。

希望のメッセージを心に刻んだライオンたちは、奉仕活動に参加するためにそれぞれの地域社会へと進んで行きました。新型コロナウィルス感染症防止のためのロックダウン以降初めてとなるライオンズのミーティングでは、タミル・ナードゥ州森林大臣のShri Sreenivasan氏がゲストスピーカーとして招かれ、彼らの社会への貢献に感謝の意を表し、今後も恵まれない人々のために奉仕活動を継続して欲しいと訴えました。大臣の講話と、R. Sampath国際理事ならびに第三副会長候補のG. Ramaswamy元国際理事が示した長期的展望では、クラブが実施する奉仕活動によって新しい会員を呼び込める可能性が言及されました。

希望のメッセージを心に刻んだライオンたちは、奉仕活動に参加するためにそれぞれの地域社会へと進んで行きました。

地区のリーダーたちは、324複合地区のGATが設定した「1,630人の新会員を募り、1,630件の食料支援奉仕事業を2日間にわたって実施および報告する」という共通のSMART目標に向かって活動を進めるように指示を受けました。バーチャルで行う会員増強運動は、インドのアブドゥル・カラーム元大統領の誕生日にちなんで2020年10月15日に計画されました。

奉仕活動と報告推進運動には、ライオンズクラブ国際協会創設者メルビン・ジョーンズの誕生日にちなみ2021年1月13日が予定され、すべてのクラブに対して奉仕事業増強運動への参加が奨励されました。計画を実行するに当たっては、地区ガバナー、副地区ガバナー、地区GATコーディネーターから成る20人のチームを編成した12名の地区ガバナーたちの間で、オンラインによるミーティングが実施されました。

複合地区および地区チームの育成
複合地区チームのリーダーは、協議会議長とGATエリアリーダーが務めました。このチームは、複合地区協議会幹事/会計、副議長、複合地区GATコーディネーターに加え、IT、MyLCI、MyLion、およびデジタル・マーケティングチーム、スペシャルティクラブ、グローバル会員増強チーム(GMT)、家族及び女性チーム・コーディネーター、さらに食料支援、視力保護、小児がん、環境保全コーディネーターから構成されています。

地区チームは地区ガバナーが指揮を執り、副地区ガバナー、現在も活発に活動している元地区ガバナー(アンバサダーとして)、キャビネット幹事/会計、リジョンおよびゾーン・チェアパーソン、地区GATコーディネーター、IT、MyLCI、MyLion、ならびにデジタル・マーケティングチーム、スペシャルティクラブ、GMT家族及び女性チーム・コーディネーター、さらに食料支援、視力保護、小児がん、環境保全コーディネーターから構成されています。

数日後に、複合地区チームは再びオンラインでミーティングを開き、そこで参加者は複合地区の目標と行動計画について学びました。R. Sampath国際理事、第三副会長候補のG. Ramaswamy元国際理事、K. Dhanabalan元国際理事、N.S. Sankar元国際理事、K.G. Rama Krishna Moorthy元国際理事、M. Nagarajan元国際理事らの指導と激励の言葉の下、次の戦略が策定されました。

ライオンズの表彰
複合地区GMT家族及び女性チーム・コーディネーターで元地区ガバナーのK.S. Lakshmi氏が、新たにスポンサーとなる会員ならびに複合地区食料支援コーディネーターを称え、N.R. Dhanabalan元地区ガバナーが奉仕事業への寄付者に対して、R. Sampath国際理事らの署名の入った複合地区からの感謝状を贈りました。クラブの役員たちは、この表彰により大きな感銘を受けていました。

ソーシャルメディアの推進
複合地区のITとデジタルマーケティング・チームの間で、デジタルポスター・デザイン・コンテストが実施されました。いくつかの斬新なデザインが集まり、その中から各事業用に20のテンプレートが選ばれました。すべてのクラブに事業の情報が伝わるように、デジタルポスターを用いたインバイト、リマインダー、カウントダウン・メッセージが作成され、Facebook上で、また準地区クラブ役員のWhatsAppグループ内で共有されました。各事業について、毎日異なるフライヤーを使って20日間にわたり宣伝を行いました。イベント当日には、宣伝に使用したフライヤーを使ってすべての地区の進捗状況が共有されました。これによって、ライオンズの仲間たちの間では目標達成へのモチベーションが上がりました。

ソーシャルメディアに掲載された、バーチャル会員増強運動への参加をクラブに促すためのカウントダウン・フライヤー

ソーシャルメディアに掲載された、バーチャル会員増強運動への参加をクラブに促すためのカウントダウン・フライヤー

現時点では、講師育成研究会(FDI)、上級ライオンズ・リーダーシップ研究会(ALLI):リーダーシップ研究会(ALLI)、地方ライオンズ・リーダーシップ研究会(RLLI)、および初級ライオンズ・リーダーシップ研究会(ELLI)の修了者がクラブレベルでのプログラムの推進に参加しています。75ほどのクラブからGATチームを含むおよそ1,300人のライオンズが、クラブレベルでの会員増強と奉仕活動運動について宣伝し、複合地区からの表彰を受けるようライオンズを鼓舞しました。

10月15日に実施されたバーチャル会員増強運動は、色々な意味で大きな成功を収めています。この運動で掲げたのは、それぞれのクラブが会員を一人増やすという単純明快な目標でしたが、運動には60%以上のクラブが参加し、目標であった1,630人を上回る2,500人以上の会員が新たに加わりました。リーダーたちはこの結果を大いに歓迎し、会員増強運動の期日を月末まで延長することを決定しました。10月だけでも3,560人の新しい会員が新たに登録し、MyLCIで報告されていることに皆喜びを隠しきれません。

奉仕活動推進運動においては、クラブは食事を用意し、それを地域の人々に配布する作業を行いました。食料支援関連の活動にはおよそ860のクラブが参加し、2021年1月のMyLionには3,990以上の活動が報告されています。これは、クラブの参加率がわずか53%でも、目標としていた1,630の活動を上回ることができたことになります。表彰は会員の満足度を向上させる上で非常に大きな役割を果たすため、複合地区ではMyLionで活動について報告をしたクラブを表彰することを決めました。この戦略は効果を上げ、1月の報告件数は58%の伸びを見せました。

出来る限り多くのクラブが参加できるように、当初は2日間のみを予定していたプログラムは2か月にわたって実施されることになり、それに応じて目標も変更され、新たな目標の85%が達成される結果となりました。

この2つの推進運動の成功は、複合地区および地区レベルにおけるダイナミックなリーダーシップによるものです。このリーダーたちの連携こそが、会員増加の推進と奉仕事業の実行を陰で支える駆動力となっていたのです。彼らは強力な計画と希望を武器に、324複合地区が掲げていた1,630人の新会員と1,630の奉仕活動という目標をわずか一日で達成することに成功しました。

10月のバーチャル会員増強運動の成功を祝うため、各地区のGATチームメンバーを招いて12月にディナーパーティーが開かれました。この席でチームメンバーには、R. Sampath国際理事、第三副会長候補のG. Ramaswamy元国際理事、K. Dhanabalan元国際理事、K.G. Rama Krishna Moorthy元国際理事、およびS. Sivakumar協議会議長から、その功績を称えて楯が贈られました。素晴らしい結果を残したライオンズが表彰されたこの祝いの場は、2021年1月の奉仕事業推進運動に向けて意欲を掻き立てる重要な場となりました。

この夜、出席したチームの全員が感じていたのは、「私の功績」ということではなく、「皆の功績」という思いでした。

一つ一つの複合地区には、それぞれに独自の個性やニーズがあります。あなたの地域のニーズに最も適した会員増強用のツールやリソースを探すには、グローバル会員増強チーム・ツールボックスをご覧ください。


Pandiarajan Thalamuthu元地区ガバナーは、会則地域6 Pエリアのグローバル・アクション・チーム・エリアリーダーです。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、世界中の地域にさまざまな影響を与えています。私たちがどこにいても安全に奉仕できるようにするため、ライオンズは疾病管理センター、世界保健機関、または地方自治体のガイドラインに従う必要があります。あなたの地域で安全に奉仕するために役立つ情報ページ安全に奉仕するためにをご覧ください。