読み聞かせの意義とは
今日、世界中には読み書きのできない人が約8億人もいます。1 人の学習と成長にとって読み書き能力は非常に重要であるだけに、この事実はまさに驚きです。識字力は、個人の学問的成功、職業的成功、社会的成功の基礎であるとともに、2 貧困と戦い、小児死亡率を低減し、男女の平等を実現し、平和と民主主義を確保する力を地域社会に与えてくれます。3
読み聞かせと学校入学準備
幼い子供たちに音読して読み聞かせることは、子供たちが学校で問題なく学習できるように準備する上で最も効果的な方法の一つです。しかし、多くの子供たち、特に貧困生活を送る子供たちは、学校に上がるまで書籍や読書に触れることがありません。調査によると、子供たちが話し言葉ではあまり口や耳にしない多くの言葉が書籍には記述されています。子供向けの書籍には、ゴールデンアワーに放送されるテレビ番組や大学生たちの会話と比較して、実に50%以上も多くの耳慣れない単語が使われています。4 子供が学校で問題なく学習できるようにするには本や雑誌を読むボランティアとして奉仕したり図書寄贈運動を行う
読み聞かせと特別なニーズ
米国の統計情報によると、ブライユ点字法を学んでいる視覚障害児はほんの10%です。視覚障害者にとってオーディオ装置は有効な情報源ですが、書き言葉を自由自在に駆使する能力を付けられるのはブライユ点字法のみです。しかし、視覚障害児の85%は、ブライユ点字法を教えられる教師がほとんどいない公立学校に通っています。情報資源の利用もなくブライユ点字法の知識をもつ教師もいない開発途上国であれば、この率はさらに大きくなります5。上記の傾向を逆転させるために協働できる団体を見つける
情報入手と情報格差
テクノロジーを利用することで、識字率は著しく向上します。インターネットを利用することで、人々は生活を改善する機会を得られます。インターネットに接続すると、健康に関する情報を入手したり、行政サービスを利用したり、お金を管理したり、仕事を探したり、勉強の調べ物をしたりできます。開発途上国では大半の人々が、優れたインターネット・アクセスがないか、また仮にあったとしても利用する余裕はありません。情報テクノロジーの世界的普及は大いに不平等です。世界的に見ると、世界の人口、約50億人のうちの約90%の人々にはインターネットに接続されたコンピュータを使用する機会がないのです。6 情報格差を埋めるためにビル&メリンダ・ゲイツ財団が取り組んでいる内容と自分がどう支援できるかを知ろう
学習促進化向けテクノロジー
テクノロジーのお陰で、視覚障害者や弱視の人々でも情報入手に使用できるさまざまなツールが揃っています。米国盲人連盟の目標は、利用可能なテクノロジーについて知ったり、テクノロジーを利用して日常生活を改善できる新しい方法を見つけたりする上で必要な情報を提供することです。7 視覚障害者向けの支援技術製品について知ろう
書籍と学習資源
子供たちに効果的な教育を行うにはまず、学校をはじめとする教育施設を作り、適切な教材を揃える必要があります。貧しい国々の地方の多くの学校には、学習用品がほとんど揃っていません。教科書、用紙、机、黒板、椅子どころか、鉛筆すらもないところもあるのです。よい教材も教室備品もない学校では、教師の数を増やしても学習の質を改善できるとは限りません(UNESCO)。教室に学習用品を備えるために支援できる方法を知ろう
1 “「なぜ識字力と男女の平等か」、ルーム・トゥ・リード
2 “「幼稚園入園準備とリーチ・アウト・アンド・リードに参加するラテン系の子供の成績」、リーチ・アウト・アンド・リード
3 “「なぜ識字力が重要か」、UNESCO
4 “「なぜ幼児に音読して聞かせることがそれほど重要か」リーチ・アウト・アンド・リード
5 「真実と向き合う、傾向を逆転させる、全盲の人々に自信を持たせる」、全米盲人協会
6 “「インターネットの利用で人々の生活を変えられる」、グローバル図書館
7 AFB製品データベース
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