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ライオンズ-クエスト
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評価報告書

ライオンズ-クエスト・プログラムの影響

非営利組織ライオンズ-クエストは前向きな青少年を育成するために家庭−学校−地域社会間の協力関係を作り出そうとしています。20年以上もの間、ライオンズ-クエストはライフスキル(生きる力)、人格教育、薬物と暴力の防止、奉仕学習に関するプログラムの教材とスタッフ育成ワークショップを通じて、教師やその他の大人たちの青少年健全育成に対する取り組みを支援しています。

「ライオンズ-クエストは、
調査の結果から見ても、その経験から言っても、
非行防止のための健全なプログラムとして
最善のものを学校と地域社会へ提供している」

パシフィック調査評価研究所所長
アラン・コーエン博士

ライオンズ-クエスト・プログラムは、ライオンズクラブ国際協会、全米学校経営者協会、全米中学校校長協会、全米小学校校長協会、全米PTA、全米少年裁判所及び家庭裁判所判事協議会、全米青少年リーダーシップ協議会との提携により、世界中で400万人以上の青少年の生活にかかわってきました。このプログラムは25万人を超える教師により30以上の国で教えられています。  

ライオンズ-クエスト・プログラムを評価した研究調査が、これまでに60件以上も報告されています。これらの調査は、主として各学区によって行われていますが、大学、独立研究機関、ライオンズ-クエストの内部評価部門によって行われたものもあります。
以下の評価報告書(英語)はライオンズ-クエスト・プログラムがいかに「必要な能力を備えているか」を示す一部です。

  1. 前向きな青少年育成には何が必要か
  2. ライオンズ-クエスト・プログラムは青少年のニーズにどのように対応するか
  3. ライオンズ-クエスト・プログラムはなぜ効果的か
  4. ライオンズ-クエスト・プログラムは青少年にどのように影響を与えるか
  5. 参考文献



前向きな青少年育成には何が必要か

「ライオンズ-クエスト・プログラムが完全に実施されれば、
前向きな青少年育成に必要な
40項目のうち30に対処することになる」

サーチ研究所所長
ピーター・ベンソン博士

リスク、反発力、長所育成の研究を盛り込んだライオンズ-クエスト・プログラムは、家族、学校、地域市民が共に青少年健全育成を推進し、児童を問題ある行動に走らせる諸因子を減らすための保護的要素を共同で強化します。これには下記が含まれます。

  • 青少年とその家族、仲間、学校、地域社会との連帯を強化する
  • 気配りのある対人関係、ポジティブな取り決め、マイナスの圧力に抵抗するために必要な社会的能力を青少年に教える
  • 健全な発想と学力向上を奨励する
  • すべての青少年が配慮され、価値を認められ、支援を受けていると感じられるようにする
  • 有意義な機会を提供し、青少年に参加、貢献させる
  • 行動の在り方について明確かつ首尾一貫した期待事項を設定し、学校教育全体を通じて薬物不使用と暴力否定の考え方を推進する
ライオンズ-クエストK-12プログラムは研究に基づく総合的なものです。これは青少年の世界のさまざまな側面を包含する長期的な非行防止活動を行う学校を支援します。



ライオンズ-クエスト・プログラムは青少年のニーズにどのように対応するか

最近のアメリカ司法省の報告書「犯罪の予防:効果的なもの、効果のないもの、有望なもの」で、学校に効果のある主要な非行防止戦略が明らかにされました(1)。下記のように、ライオンズ-クエスト・プログラムはこれらの戦略を組み込んでいます。

学校改善の努力を推進する

ライオンズ-クエスト・プログラムは、学校の教職員、両親、地域住民が学校を改善する諸活動を立案し実行するのを支援するワークショップや教材を通じて、学校の前向きな変化のための枠組みを提供します。



ポジティブな行動の基準を強化し、明確かつ首尾一貫した規則を強化する

Iライオンズ-クエストのワークショップでは、教師は教室内での秩序と行動の明確な基準を設定するための管理方法について学びます。カリキュラムでは、生徒が教室内のルールを立案し、マイナスの圧力に対処し、薬物乱用、いじめ、暴力に反対する全校キャンペーンを実施するのを助け、ポジティブな基準を強化します。薬物や暴力関係の問題、ライフスキル育成に関する父母会議、青少年が安全に薬物と無関係に成長するのを両親が支援する方法について親子の討論を奨励する、親子で取り組む宿題もあります。



社会的能力の対応力を教える

ライオンズ-クエスト・プログラムは、自己訓練、対話、問題解決、協力/協調、抵抗力、争いの解決法など社会的能力を教える、継続に組み立てられた、各学年特有の教材を提供します。授業は教師との相互作用が強く、教師の指導に基づくライフスキルの実習、ディスカッション、ボランティア体験学習を通じて、生徒は授業で学んだライフスキルを練習し実行します。評価調査によると、心理的及び社会的な能力を教えるプログラムはそれらを教えないプログラムの2倍の効果があります(2)。



ライオンズ-クエスト・プログラムはなぜ効果的か

発育上の長所の育成

青少年発育研究機関であるサーチ研究所の調査で、アルコール及び薬物中毒や反社会的行動など問題のある行動を抑制するとされる要素(長所)が40あることが分かりました。これらは自分の健康に注意したり、他の生徒を助けたり、学業成績が上がったりするなどポジティブ行動も推進します。青少年の生活におけるこれら長所の数が増えれば増えるほど、彼らは前向きで生活に根を張った行動を示すようになるでしょう(3)。サーチ研究所所長のピーター・ベンソン博士は、「ライオンズ-クエスト・プログラムが完全に実施されれば、前向きな青少年育成に必要な40の長所のうち30に対処することになる」と述べています。



主要な非行防止的要素を組み込む

「親子教育実施調査」と「学校での社会的能力推進組合」はアルコール及び薬物中毒関連のプログラムを評価するため11種類の主要なプログラム要素を設定しました。広く利用されているあるいは経験的に有効性が確認されているプログラムを検討した結果、これら11の重要な非行防止的要素のすべてを満たすのはライオンズ-クエスト・プログラムだけであることが報告されました(4)。

「主要な要素を最も多く含む(非行防止の)プログラムは
ライオンズ-クエストで、11の要素全部を満たした」

モーリス・J・エリアス他
『物質乱用防止プログラムの選定』
『校長マガジン』1997年3月号

 


非行防止のための11の要素

ライオンズ-クエスト・プログラムは、下記の11の非行防止的要素すべてに対処しています。

  1. 生徒の短期/長期の目標を明らかにすることを含めた計画の立案と組み立て
  2. 学年を越えた継続性と時宜
  3. 啓発への感受性を含めた社会的な要素
  4. 学校がスポンサーになる諸活動を含む学校の方針、及びプログラムと首尾一貫した規律に関する方針
  5. 現行の訓練を含む教職員の訓練と学校内での支援
  6. 最新の魅力ある教材の使用
  7. 宿題の利用を含む家族と地域社会の関与
  8. 各学年のレベル及び地域の特性を考慮した個別的カリキュラム
  9. 対応力の育成と積極的な参加を含む個別の特徴
  10. 家庭指導及びカウンセリングを含む支援サービス
  11. クラス内での行動の善悪に関する具体的な指標を含む評価のガイドライン



ライオンズ-クエスト・プログラムは青少年にどのような影響を与えるか

ライオンズ-クエストの「成長期への対応」と「思春期への対応」

60以上に及ぶ研究調査の評価結果の中で、ライオンズ-クエストの総合的なライフスキル・プログラムである「成長期への対応」(5〜9歳)と「思春期への対応」(10〜14歳)は暴力やアルコール及び薬物中毒に導く情報、生活態度、考え方の変化、及び青少年を有害でリスクの高い行動から回避させる諸要素の強化について効果があることが立証されています。

「一年後、バス内での問題、暴行、喧嘩など生徒の非行の件数が減少」

オレゴン州ポートランドのルーズベルト・クラスタースクール
オレゴン州ライオンズ視力・聴力財団
ドン・ポッター
(5つの小学校で「成長期への対応」を完全実施)

独立機関やライオンズ-クエスト自体の調査/評価スタッフによって行われ、ペンシルベニア州立大学によって評価された結果は下記の通りです。

生活態度

  • 小学校で「成長期への対応」を勉強した生徒は、全学年とも有害な物質の危険に対処する方法、好ましい友人関係と意思決定の対応力に関する知識、自己イメージのプラスの変化で大幅な改善を示した(5)
  • 「成長期への対応」を学習した生徒は実施前と後では、仲間に感化される場合は別として、自分で決定出来るという意見で大幅な改善を示した(5)
  • 「成長期への対応」を学習した生徒は、9〜11歳の対照群と比べてライフスキルと争いを解決する力に大きな前向きの影響を与え、教室内の雰囲気について前向きな理解力を持つようになった(6)
  • 「思春期への対応」を学習した生徒は実施前と後では、アルコールや薬物への対処法と認識度で大幅な改善をした。学習していない生徒と比べると、アルコールや薬物に起因する健康への害に関する理解力が大幅に高いことが分かった(7)
  • 「思春期への対応」を勉強した都市部の生徒は対照群の生徒に比べて学業成績向上の可能性が大きく、また、学校内での自分の行動について進んで責任を負う傾向が強くなった(8)
  • プログラム終了後、「思春期への対応」を学習した生徒の63%は薬物を使用した仲間の行動を非とした。これに対してプログラムを学習しなかった生徒の場合は55%であった(7)

 

知識

  • 「思春期への対応」を学習した生徒はプログラム終了後、アルコールや薬物の危険に関する知識が大幅に高まった(43%)。これに対して、同じ基準に基づくテストを受けた対照群の生徒で知識が高まったのは5%に過ぎなかった(7)
  • 「思春期への対応」を学習した13〜14歳の生徒は全国基準となっているカリフォルニア州アチーブメントテストで読書能力と数学の成績が大幅に向上した。これに対して対照群の生徒の成績は事前テストのレベルとほぼ同じであった(8) 「ライオンズ-クエストの「成長期への対応」の完全実施を含む学校改善対策により、標準的なアチーブメントテストの成績が向上した」

「ライオンズ-クエストの「成長期への対応」の
完全実施を含む学校改善対策により、
標準的なアチーブメントテストの成績が向上した」

ルイジアナ州モンロー市立
レキシントン小学校校長
リン・ホッジ
(幼稚園から6年生まで450人の生徒を持つタイトル1の対象として支援を受ける学校)

 

行動様式と薬物乱用

  • 「成長期への対応」を学習した生徒は5〜7歳までの対照群にくらべて健康志向が高かった(6)
  • 「思春期への対応」を学習した生徒は他のプログラムを学習した生徒に比べて、前月に酒やタバコを摂取したと自己申告した比率が大幅に少なかった(7)
  • 「思春期への対応」を学習した生徒は他のプログラムを学習した生徒に比べて、将来酒を飲むと予想した比率が大幅に小さかった(7)
  • 「思春期への対応」を学習した生徒は他のプログラムを学習した生徒に比べて、30日以内に5つの有害な物質を使うと予想した比率が小さかった(7)
  • プログラムの終了後、「思春期への対応」を学習した都市部の公立学校の生徒は、同じ学校で同学年の他のプログラムを学習した生徒よりも出席日数が2日以上多かった(8)

〔注釈〕国立薬物乱用研究所は現在「思春期への対応」について5年間の長期的な研究をしており、各学校年度の終わりに暫定的なデータが発表されます。

行動の事例

ワシントン小学校

アメリカ・ミネソタ州ヒビングのワシントン小学校でライオンズ-クエストの「成長期への対応」を勉強している生徒たちは、タバコのフィルターに似た赤い吸い口がついていて砂糖の「煙」を吐き出せる棒状のチューインガムが本物のタバコと間違えられやすいと判断しました。生徒たちはメーカーが喫煙を素敵なものに見せようとしていると感じました。地元の2つの菓子店でこのチューインガムを商品棚から撤去させることに成功した生徒たちはメーカーのフィラデルフィア・チューインガム社へ抗議しました。同社は包装を変え、赤いフィルター様のものをなくし、ガムの形状も変えました。この成功に大喜びのベティ・ロッシング教師によると、生徒たちは続いて噛みタバコに似ているビーフジャーキーの会社を相手にしようとしているそうです。


ウェストフィールド中学校

インディアナ州ウェストフィールドのウェストフィールド中学校で「思春期への対応」を学習している生徒たちは、薬物乱用防止の勉強を終了するに当たって、薬物使用を誘発する出版物の撤去を求める504人の生徒の署名した下記の陳情書を地元書店の店主へ提出しました。すなわち、「私たちウェストフィールド中学校で薬物乱用防止を勉強しているライオンズ-クエスト学級の生徒は、貴店に対して謹んでこの陳情書を提出します。私たちはここに『ハイな生活』その他類似の雑誌を貴店の書棚から撤去することを求めます。この種の雑誌は薬物乱用を促し奨励するものです」。その日のうちに店主は雑誌を書棚から撤去し、生徒たちがその信念のために立ち上がったことを称賛しました。

 

ライオンズ-クエスト「飛躍への対応」

14〜18歳の生徒/学生を対象とする奉仕学習プログラムであるライオンズ-クエストの「飛躍への対応」は、不登校率、遅刻、その他規律の問題など生徒の社会への近親感と行動様式の変化に対するプログラムの影響力について評価されました。W・K・ケロッグ財団とナショナル・サービス社によるこの調査は、下記のようにその結果を報告しています(9)。

  • 対照群と比べ、「飛躍への対応」を学習した生徒たちの不登校になる危険は低いレベルを維持した。基本的には当初両グループの間で不登校率に大きな違いはなかったが、事後調査では大きな違いが出た。不登校の「危険がある」とされた生徒の場合、この違いは更に大きくなった。「危険がある」生徒の比較では、違いが統計上有意な率まで拡大した
  • 「飛躍への対応」を勉強した17〜18歳の生徒は不登校の危険が大幅に上昇しなかったが、同じ12年生の対照群の生徒は不登校の危険が増大した
  • 半年間に15時間以上の奉仕に参加した、「飛躍への対応」を学習した生徒は対照群の生徒に比べて、地域社会に対するポジティブな価値観と対人能力(他者に対する責任感と共感、他者との効果的な共同作業、達成感)で大幅な姿勢の向上が認められた
  • 「飛躍への対応」を勉強した9年生の生徒は、薬物乱用の比率が上昇せず、不登校率も低いレベルを維持したが、同じ学年の対照群の生徒はライフスタイルのリスクが増大した
  • 「飛躍への対応」を勉強した生徒は、対話術の強化、さまざまな集団への対処、他者への奉仕に対する関心を向上させた

「飛躍への対応は疑いもなく我々の広大な校内の雰囲気を改善させた。
生徒間の関係が強固になり、プログラムの推進者が尊重され、
生徒たちは学習と奉仕に情熱を注いでいる」

テネシー州コロンビア コロンビア
中央高校「飛躍への対応」教師
ビル・マーフィー



行動の事例

フォード司教カトリック中央高校

ライオンズ-クエスト「飛躍への対応」プログラムで争いの解決法を学んだ後、ニューヨーク州ブルックリンのカトリック中央高校の生徒たちは学区の中で前向きな対策を講じました。彼らは新入生に争いの解決法を教える8週間の授業をやりやすくしました。彼らは脅しや暴力に対する5年生と6年生の姿勢を調査して、その調査結果を発表しました。学校内の人種的に多種多様なグループの中で理解を高めるために、彼らは多文化認識向上の日を設定して、さまざまな立場にある市民たちに地域社会における暴力の発生源について生徒たちと話すように要請しました。カレン・ムジカロ教師は、「争いの解決法と奉仕学習を組み合わせた詳細な授業は本当に前向きな変化をもたらしました」と言っています。

「教師たちにあらゆる児童を指導するのに必要な手段を提供するのが私の責任です。
ライオンズクラブほど良い仕事をしている組織は滅多にありません」

マサチューセッツ州スプリングフィールド教育長
ピーター・ネグローニ博士



参考文献(英文)

  1. L・シャーマン他(1998年)『犯罪の予防:効果的なもの、効果のないもの、有望なもの』国立司法研究所:調査概要、ワシントンDC、アメリカ連邦司法省
  2. ジョゼフ・A・ダーラック(1995年)『児童と思春期男女に対する学校の非行防止プログラム』カリフォルニア州サウザンドオークス、セージ出版社
  3. P・ベンソン(1997年)『どの子供もみんな我々の子供』サンフランシスコ、ジョッシー・バス出版社
  4. M・エリアス、P・ゲイガー、S・レオン(1997年3月)「物質乱用防止プログラムの選定」『Principal』誌76(4)号
  5. デイビッド・A・ギルマン(1991年)『1990/91学校年度のライオンズ-クエスト・プログラムの調査:インディアナ州プリンストンのノースギブソン学校法人における事前と事後のテストに関する報告書』インディアナ州バーミントン、インディアナ州立大学、専門的学校サービス
  6. S・キム(1995年)『ライオンズ-クエストの成長期への対応第1版による結果の評価:幼稚園〜5年生』ノースカロライナ州シャーロッテ、データベース評価研究所
  7. M・レアード(1992年)『ライオンズ-クエストの思春期への対応プログラムの評価:生徒の姿勢、使用パターン、有害な薬物に関する知識、最終報告書』オハイオ州ニューアーク、ライオンズ-クエスト
  8. 『主要なデトロイト公立学校における思春期への対応に関する補足最終報告書』1991年、オハイオ州ニューアーク、ライオンズ-クエスト
  9. M・レアード、R・ブラッドレー、S・ブラック(1991年)『ライオンズ-クエスト「飛躍への対応」最終的評価』オハイオ州ニューアーク、ライオンズ-クエスト

詳細情報については
1-800-446-2700
のプログラム代表者へご連絡ください。


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