よく受ける質問
ライオンズ-クエストとは何か
青少年にライフスキル(生きる力)を身につけさせることを目的としたライオンズクラブ国際協会とライオンズクラブ国際財団のプログラムです。ライオンズ-クエストは5〜18歳の青少年と共同作業を行う教師及びその他の大人たちに活動の指針及び資料を提供します。目標は青少年が責任感と対処法(生活上の困難に直面し克服する能力)を育成し、マイナス行動の誘惑に打ち勝つことが出来るよう指導することにあります。
ライオンズクラブとの関与
ライオンズ-クエストとして知られるようになったクエスト・インターナショナルのライフスキル・プログラムは1975年にスタートしました。ライオンズクラブは1984年にクエスト・インターナショナルとの共同作業を開始しました。2002年6月、LCIFはライオンズ-クエスト・プログラムをその所有者である国際青少年育成財団から買い取りました。
ライオンズ-クエストの使命遂行ための戦略とは
ライオンズ-クエスト運営の中核をなす5つの主要な戦略は下記の通りです。
キ
主張:現代の主要な問題に関連する青少年のニーズについて市民の認識を向上させる
キ
パートナーシップ:青少年に関する前向きな計画を強化するため、他の青少年奉仕組織と連携する
キ
プログラムとトレーニング:教師、青少年関連団体、共同体指導者が具体的な手段を使えるようにする
キ
研究:前向きな青少年育成対策を調査し評価する
キ
支援的奉仕:学校及び青少年奉仕団体に対してコンサルティング、プログラム実施の支援、その他のサービスを行う
ライオンズ-クエストはだれを対象としているか
毎年ライオンズ-クエストによって立案されるプログラムは、主として学校のプログラムを通じて30カ国の200万人以上の青少年を対象としています。これまでに、20万人以上の教師及びその他の大人たちが学校あるいは地域社会でプログラムを実施のためのトレーニングを受けており、プログラムの教材が11の言語で出版されています。
この広範な実施は各ライオンズクラブ及び全米PTA、全米小学校校長協会、全米学校経営者協会、全米青少年リーダーシップ協議会、全米中学校校長協会、その他多くの関係者による積極的な支援と支持を通じて達成されてきました。W・K・ケロッグ財団、ムーア財団、W・クレメント&ジェッシー・V・ストーン財団、ルター派教団、JC・ペニー、リーダーズダイジェスト協会、アメリカン・エクスプレス、アメリカ疾病防除予防センターなど40以上の主要な基金がプログラムの立案と学校をベースとする実施に向けて資源を提供しています。
現行のライオンズ-クエスト・プログラム
ライオンズ-クエスト「成長期への対応」(5〜9歳):このプログラムは総合的なライフスキル(生きる力)のプログラムで、伝統的な
市民的価値観を強化し、自己規律、コミュニケーション、他者への尊敬、アルコールや薬物使用の回避に焦点を当てます。このプログ ラムは両親の関与を奨励し、ごく幼い児童でも自主的な奉仕を通じて市民としての対応力を持てる機会を提供します。
ライオンズ-クエスト「思春期への対応」(10〜14歳):この総合的
なライフスキルと薬物乱用防止のカリキュラムは、思春期の青少年のコミュニケーション、問題解決、目標設定、アルコールや薬物乱用に対する対処法を指導します。これは生徒、家族、教師が思春期
における急激な変化に対処し、青少年が自主的な奉仕を通じて地域社会とつながりを持つのを支援します。
ライオンズ-クエスト「飛躍への対応」(14〜18歳):このプログラ
ムは教室の枠を超えて学校単位のボランティア体験学習を通じてライフスキルと市民としての対応力を構築するという斬新な方法を採用しています。青少年が個人的にも社会的にも責任ある市民となるのを支援するために考案された「飛躍への対応」は、一生涯に必要な主要な対応力を育成すること及び家庭、学校、職場、地域社会で前向きな貢献をすることに向けて生徒たちを指導します。
ライオンズ-クエストの概念モデルの提示
ライオンズ-クエスト・プログラムは、下記の2つの主要な成果に 焦点を当てることにより弾力性を育成します。
キ
自己規律、責任感、適正な判断力、他者とのコミュニケーションなど前向きな社会的行動を育成し、青少年を支援する
キ
健康で薬物に依存しない生活を含む、家族、学校、仲間、地域社会に対する前向きな取り決めを設定し、青少年の育成を支援する
ライオンズ-クエスト・プログラムはどのように立案されるか?
厳密なプロセスを経て立案されるこれらのプログラムは、数あるプログラムの中で最も学問的及び教育学的に健全なものの一つと言えます。このプロセスには、教育、青少年育成、薬物防止などの分野における研究成果も取り入れられています。対象となる青少年は
教師、両親、及びさまざまな立場の市民からなる地域社会のリーダーによって支えられています。プログラムを作成したのは青少年の 成長、教育、非行防止、奉仕の学習などの分野における専門コンサルタントです。作成されたパイロット・プログラムはアメリカとカナダの学校で試行されます。出来上がった最終的なプログラムは定
期的に見直しが行われます。
ライオンズ-クエスト・プログラムの学業成績への影響
すべてのライオンズ-クエスト・プログラムには柔軟性があり、言 語科目、社会科、保健、芸術、音楽などの科目に組み込めるように
組み立てられています。中学校や高校のレベルでは、独立の講座として教える場合もあります。各授業には聞き方と対話の対応力が含 まれていますので、ライオンズ-クエスト・プログラムに参加した生徒は読み方の成績が向上するという結果が出ています。プログラム
に参加した生徒は参加していない生徒に比べて、登校率、仲間との 関係、教室内での態度が向上するケースが多々あります。
ライオンズ-クエスト・プログラムは、分析、仮説の設定、問題解決など高度の思考も育成します。ライオンズ-クエストのそれぞれの プログラムはグループ学習で行われます。協力的に作業する生徒は
高い意欲で学習に取り組みますが、これが長期的な学業成績にとって重要であることが分かっています。
ライオンズ-クエスト・プログラムはどのように評価されているか?
プログラムの評価と応用研究はライオンズ-クエスト・プログラム
の欠かせない一部となっています。過去20年間にクエスト、学区、 大学、独立研究機関などによってこのプログラムについて60件以上 の評価調査が行われています。
ライオンズ-クエスト・プログラムにおける教師の役割
教師はライオンズ-クエスト・ライフスキル・プログラム(成長期
への対応、思春期への対応、飛躍への対応)を指導する前に、トレーニング・ワークショップへの出席が義務づけられています。このワークショップはウェスタン・ミシガン大学を通じて修了者に履修
証明書を授与します。
教師の役割は計画立案者、教導者、指導者、案内者、助長者、評価者となることです。教室での実施は、さまざまな学習スタイル( 聞く、見る、筋肉を動かす)に対処し、家族や学校が児童・生徒を
成功に導くのに最善の努力を払えるように支援します。ライオンズ- クエスト・プログラムの教師には、生徒の深刻な個人的問題の解決を手伝うようには奨励していません。どのクラスやどの科目でもよくあることですが、個人的な問題が提起された場合、教師は学校の指針に従って保健医やカウンセラーなど適切な教職員に依頼するように勧めています。
ライオンズ-クエストの暴力防止プログラムを実施する教師には選択的なトレーニング・ワークショップ(任意参加)があります。更に、クエストは教育上の各種問題について専門的な現職教育セミナ
ーを開催しています。
ライオンズ-クエスト・プログラムにおける両親の役割
ライオンズ-クエスト・プログラムの最も重要な目標の一つは、両親の関与を推進することです。児童・生徒にとって最も身近な教師は両親であるというのが、このプログラムの主要な原則の一つです
。従って教材と訓練は、教師が両親と家庭の価値観を支援するのに役立ちます。
特に両親のために作成される教材は、小学校レベルの生徒と家族の活動雑誌、中学校向けプログラムの一部となる思春期における変 化に関する親のための本、ライオンズ-クエスト父母会の開催に関する学校向けガイドラインを含めて、プログラムに不可欠な一部とな
ります。両親には、実施チームと助言チーム、学校環境に関する委員会に参加し、あるいは授業の助手として、奉仕学習における大人 のリーダーとして活動することを奨励します。
ライオンズ-クエスト・プログラムにおける地域社会の役割
青少年育成の専門家は、地域全体の取り組み及び学校と地域社会との強力なパートナーシップが重要であると認識しています。ライ
オンズ-クエスト・プログラムは地域社会の関与を推進し、さまざま な方法で支援します。地域のボランティアには、ワークショップに 出席、学校環境に関する委員会や助言チームへ参加、奉仕事業への参加、あるいはプログラムを支援するための資金獲得に協力することを奨励します。ライオンズクラブ、PTA、その他地元の組織は、このプログラムについて第三者へ情報を提供する上で重要な役割を果たすことが出来ます。このネットワーク作りによって、プログラム
を支援し、青少年に健全で前向きな活動をする機会を与えるための 共同作業グループの生まれるケースが多々あります。
プログラムのうちボランティア体験学習に関する部分は、青少年 が自主的な奉仕によって地域社会に貢献することを学ぶのを支援します。参加する生徒は、責任を持ち、他者を助けるために時間と能力を使い、実際的かつ具体的な方法で同情と関心を表すことを学び
、それらを実行します。プログラムは、あらゆる年代あらゆる環境 にある児童が自分たちの地域へ貢献する何か貴重なものを持っていることを学び取る手段を提供します。
ライオンズ-クエスト・プログラムは薬物汚染のない学校に関する指針をどのように順守するか?
ライオンズ-クエスト・プログラムは、薬物に関する知識を教える だけあるいは仲間の誘惑への抵抗に関する簡易な授業を提供するだけのプログラムとは対照的に、総合的な薬物防止対策を提供します
。ライオンズ-クエスト・プログラムは、生徒に対して強力で首尾一貫した「不使用」のメッセージ(すなわち、「合法的物質の違法な使用はしない。違法な物質の使用はしない」)を送ります。
このプログラムは、「年齢に適合する」、「発育段階に合わせた 」薬物防止プログラムを実施し、「違法な薬物の使用、アルコール 類の違法な所持と使用が有害であることを生徒に指導する」ことを
学校に義務づけるアメリカ連邦政府の薬物汚染のない学校と地域社会に関する1989年改訂法に全面的に準拠しています。事実、ライオ
ンズ-クエスト・プログラムは連邦教育省が発表した効果的な防止プログラムに関する10カ条のガイドラインのすべてを満たしています 。
ライオンズ-クエスト・プログラムには、効果的な薬物教育に関する下記の前提が盛り込まれています。
キ
効果的な防止プログラムを作るには両親と家族の関与が不可欠である。ライオンズ-クエストのすべてのプログラムは、両親が子どもに薬物使用による健康への害及び「不使用」のメッセージを強く与える方法を学ぶ機会を与える
キ
効果的な防止プログラムを作るには時間が掛かり、青少年の成育期全体を通じて教育しなければならない。ライオンズ-クエストには幼稚園から12年生まで首尾一貫したプログラムがある
キ
よい防止プログラムは青少年に対してただ禁止事項を並べるだけでなく、肯定的なものも与える。ライオンズ-クエスト・プログラムは健全な生活、効果的な意思決定、奉仕による地域社会への関与に焦点を当てている
ライオンズ-クエストのワークショップに関する詳細情報を入手あるいは登録するには
ライオンズクラブ国際協会あるいはライオンズ-クエスト(TEL:1-800-446-2700)へお問い合わせ頂くか、Eメールでご連絡ください。
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