| 最終更新日2008年1月22日
 
ライオンズとカーター・センター、ジスロマック投与1,000万回を達成
エチオピアにおけるトラコーマ対策の成果
2008年1月23日
最新情報:
Nicole Brown
Lions Clubs International Foundation
Oak Brook, IL Office USA: +1-630-468-6887
E-mail: Nicole.Brown@lionsclubs.org
Emily Staub
The Carter Center
Atlanta, GA Office USA: +1-404-420-5126
E-mail: Emily.Staub@emory.edu
エチオピア・アムハラ地域、アウィ地区?ジミー・ロスLCIF理事長率いる一団は今日、トラコーマ対策における歴史的瞬間を迎えることになりました。アウィ地区の住民が、1,000万回目となるアジスロマイシン(ジスロマックR)の投与を受けたのです。トラコーマは失明を招く疾病であり、ファイザー社が寄贈するこの抗生物質は、貧しい農村地域で感染を阻止するための主要な戦略となっています。カーター・センター、エチオピアのライオンズクラブ、ファイザー社、ナショナル・トラコーマ・プログラム、エチオピア政府、その他のパートナー組織の代表者が、共にこの記念すべき瞬間に立ち会いました。
「私たちはライオンズとして、予防可能な失明の根絶に力を注いでいます」と、ロス理事長は語ります。「エチオピアのライオンズは自らの地域社会を大きく改善しつつあり、その姿は実に心強い限りです」
アウィ地区は、この国でトラコーマが最も流行している地域にあります。ライオンズを含む国際協力態勢は、アムハラ地域保健局と共に2012年までにこの地域からトラコーマを根絶しようと取り組んでいます。
トラコーマは細菌感染が引き起こす疾病であり、予防可能な失明の主要な原因となっています。世界中で700万人がトラコーマのために失明し、更に5億人が感染の危険にさらされています。推定では、エチオピアでは100万人が重症のトラコーマによって失明の危機に瀕しており、そのうちの60万人がアムハラ地域に暮らしています。
「放置されたトラコーマは、エチオピアの人々とその家族に破壊的な影響を及ぼします。妻のロザリンと私は、その様子を目の当たりにしてきました」と、カーター・センターの創設者であり、ライオンズの会員でもあるジミー・カーター元アメリカ大統領は語ります。「この疾病に苦しむ彼らにとって、1,000万回目の投与は著しい進歩を意味しています。この成果は同時に、私たちの能力を立証する機会にもなりました。私たちは今後も、失明から身を守る力を地域社会に与え続けることが出来るでしょう。LCIFは、この取り組みのパートナーとして不可欠な存在です。」
トラコーマ対策は、SAFE(Surgery:手術、Antibiotics:抗生物質、Facial cleanliness:洗顔、Environmental improvement:環境改善)として知られる総合的な戦略に基づくものです。2012年までにアムハラ地域からトラコーマを根絶するというエチオピアの目標を達成するためには、公衆衛生の改善と手洗い・洗顔によってトラコーマの感染を抑える必要があります。同時に、感染の危険にさらされている約1,800万人の人々が、少なくとも年3回の抗生物質の投与を受けなければなりません。1,000万回目の投与は、本格的な介入からわずか18ヵ月後に実現されました。根絶の目標期限に向けて、トラコーマ対策は着実に進んでいます。
カーター・センターはパートナーの支援を受けて、1998年からアフリカでトラコーマと戦ってきました。トラコーマ撲滅プログラムは現在、この疾病が流行しているエチオピア、ガーナ、マリ、ニジェール、ナイジェリア、スーダンのアフリカ6カ国で実施され、各国の衛生当局を支援しています。2020年までに世界中でトラコーマによる失明を根絶することは、国際社会全体の目標です。エチオピアにおけるカーター・センターの活動は、そのための取り組みの一環として行われています。
LCIFは80余年にわたり、視力関連のプログラムを通して失明の予防と治療に取り組んできました。ライオンズは数々の白内障手術を支援し、眼科医療従事者を訓練し、農村や医療の行き届かない地域で眼科医療施設を強化しています。また、眼病に関する地域社会教育を行い、トラコーマ対策としてアジスロマイシンの配布も支援しています。
LCIFは交付金の提供によって、ライオンズの人道的事業をサポートしています。ライオンズクラブ国際協会は、世界201の国と地域に130万人の会員を擁する世界最大の奉仕クラブ組織です。最近ではイギリスの経済紙『フィナンシャル・タイムズ』の調査の中で、世界最高のNGOに格付けされました。1990年に視力ファースト・プログラムが開始されて以来、ライオンズは730万人の白内障患者の視力を回復させ、2,700万人を失明から救い、数億人に眼科医療を提供してきました。こうした取り組みに対し、LCIFは2億1,100万ドルの視力ファースト交付金を拠出しています。詳細はwww.lcif.orgをお訪ねください。
ジミー・カーター元アメリカ大統領とロザリン夫人はエモリー大学と提携し、世界の平和と健康に寄与するため、1982年にカーター・センターを設立しました。センターは非営利・非政府組織として70カ国余りで人々の生活向上を支援し、紛争解決、民主主義・人権・経済的機会の拡大、疾病対策、精神医療の改善、穀物増産を目的とした農業者教育などの活動に取り組んでいます。詳細はwww.cartercenter.orgをお訪ねください。
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