テネシー州のライオンズクラブが積極的に「弱視」に対処
彼らの選んだ武器は光学検査機、戦場はテネシー州とその周辺、受益者は6歳未満の児童、そして敵は「弱視」です。弱視という用語は、失明の原因となるかもしれない疾患をさり気なく言い表してしまいます。
テネシー州のバンダービルト小児科病院にあるライオンズ・アイ・センターは1997年以来、LCIFの資金援助により8万2,203人の児童を対象に弱視及び視覚障害の検査をしてきました。
この戦いは目覚ましい成果を挙げています。検眼によって、幼稚園に入る前に治療しないと治療が非常に困難、あるいは不可能となり得る弱視因子が1,980人の児童に見つかりました。実は、弱視は20歳未満の人々の片目失明の最大の原因なのです。
親は子どもの視覚異常の手がかりをつかめない場合が多いので、この検眼が必要なのです。レイチェル・スタントンちゃん(2歳)は、最近いつも預けられるデイケア・センターで行われたライオンズ・アイ・センターの出先サービスで検眼を受けました。検眼の結果、レイチェルちゃんの片目は見えておらず、もう一つの目も弱視の危険があることが分かりました。テネシー州の州都ナッシュビルの新聞によると、母親のミッシェル・スタントンさんは「どこかが悪いなんて思いも寄らなかった」と言っています。
テネシー州のライオンズは光学検査機を持参してデイケア・センター、看護学校、その他の施設を回っています。バンダービルト眼病判定センターで訓練を受けたスタッフが撮影した写真を分析します。弱視の危険があると判定された児童は目のケアの専門家へ回されます。
テネシー州のライオンズクラブによる光学検査の努力に対するLCIFの支援は、1999年の17万7,170ドルにのぼる四大交付金から始まりました。この交付金は、視力保護を含む4つの分野における大規模事業へ資金を提供する四大交付金プログラムによる最初の補助金の1つでした。
LCIFはこのライオンズ・アイ・センターとバンダービルト小児眼科医院の建設を資金援助し、また検眼の結果として専門医師へ回された児童についてフォローアップの電話連絡を行う職員を雇用するために、一般援助交付金も提供しています。これら交付金の効果はテネシー州を遙かに越えて広がっています。テネシー州のライオンズクラブによる光学検査プログラムは13州のライオンズクラブにとってモデルとなっています。出先サービスのスタッフ及び訓練を行うテネシー州のライオンズクラブのボランティアたちは、州外の行政スタッフやボランティアたちを指導しています。
テネシー州のライオンズはそのプログラムを誇りに思っており、親たちに対して根気よく検眼の結果を理解させようとしています。キム・ユーバンクさんの息子は検眼で問題ありとされました。「ライオンズ・アイ・センターが仕事中の私に電話して、大至急息子をもっと詳しく検眼させるようにと言って来ました。何もそんなに慌てなくてもという気持だったんですけどね」とキムさんは当時を振り返りました。
しかし、この緊急電話でキムさんは我に返りました。「息子の右目の視力は5%しかなかったんです。放っておいたら息子の右目は完全に失明していたかもしれません。早期に発見して頂いたおかげで、息子の視力は矯正可能な状態になりました」とキムさんは言っています。
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